ウォーキングを始めてから数週間も経てば、運動の習慣が身に付いてきて、楽しくなってくるかもしれませんが、やりすぎてしまうのはよくありません。
ウォーキングはあくまで適度に行う必要があり、アスリートでもない限り無理な運動は控えるべきです。
疲れすぎる程に運動をやるとどんな事が問題になるのか、ウォーキングを一つの例として、私なりに体験した事を書いてみたいと思います。
過剰な運動は体調不良の元
健康を維持する為には運動をする事が不可欠とされていますが、体力を過度に消耗させる運動は禁物です。
食事で過剰な飲食を控えてバランスの良い食事が推奨されるように、たとえ軽い運動のウォーキングでもそれは変わらないのです。
疲れを感じるほどに運動をしてしまうと、
- 免疫力が落ちて病気に対する抵抗力が落ちる
- 疲労で内蔵の機能が低下し、食欲不振に
- 逆に、身体がエネルギーを欲しがって食べ過ぎる
- 入浴の時に眠気が生じてしまう事が
- 疲れすぎで夜に眠れなくなる
などの様々な悪影響が出てきます。
健康の為にウォーキングをしていたのに、過剰な運動をやってしまう事で体調を崩してしまうのは、実にバカバカしい事例と言えます。
- 自分がこんなに運動出来るなんて…
- ウォーキングにハマっちゃった!
こんな心境になれたなら、それは確かにすばらしい事なのですが、調子に乗ってやりすぎてしまうと、台無しな結果を引き寄せてしまいます。
私も似たような心境に陥ったあげく、何度か体調を落とした経験がありました。
ウォーキングをやりすぎて不健康に
私の場合ウォーキングを始めたきっかけは、ダイエットと運動不足の解消を狙っての事でしたが、最初は続けられるか不安でした。
学生時代の体育の成績は中の下くらいで、運動に対する苦手意識も強かったからです。
そんな意識もあったせいか、ウォーキングを続けられた時には、嬉しい気分も手伝ってどんどん距離を伸ばしていきました。
片道1時間越えの道のりでも果敢にチャレンジし、わずかな電車賃の節約する目的と合わせて、5駅程度の道を歩いた事もありました。
今までなら迷わず自転車を使っていたような道のりでも、時間が許す限りはウォーキングでの移動を増やしていきました。
それだけ歩けば当然疲れるので、不眠症もどこ吹く風で眠れるかも? と思いましたが、そう上手くはいきませんでした。
布団に入っても身体にじりじり熱が残った感じがして、あくびが出ているのに目が冴えて眠れない、といった状況に陥ってしまいました。
他にも、自宅に帰る前から熱っぽさを覚えたり、カロリーを消費しすぎたせいか、妙に食欲が増して食べても飲んでも収まらない、といった経験もありました。
こんな状況ですから体重も思ったようには落ちず、運動不足では無くなったけど、どうにも体調がすぐれない、といった一進一退の生活が続きました。
これらの反省から、今ではウォーキングを適度にやるようにして、時間や距離をやたら伸ばす事は無くなりました。
とはいえ、多少無茶なウォーキングを行った事で、自分の力量や限界を思い知る事が出来たのは、良かった事だと思っています。
健康目的の運動はほどほどで
プロのアスリートであれば、自分の限界に挑むような運動量が必要になりますが、そんな人達でさえ体調を崩してしまう事があるのです。
それが一般の人間なら尚更で、健康の為に運動をするのなら、過剰な疲労は病を招く原因になりうると、しっかりと頭にいれておく必要があります。
ウォーキングにおいてもそれは同じで、無理をしない程度に続けていった方が、後に付いてくる結果をより良い物にする事が出来るのです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。