死者の川
城. アラム城・地下2階への昇り階段 墓. 亡者の墓への降り階段 沼. 沼地へ昇り階段 堂. 死者の殿堂への降り階段
業. 盗賊の技能かノックノックで鍵が開く扉 亡. ”Key of The Damned” で開く鉄格子 17. ”Key of The Lost” で開く鉄格子 死. ”Key of The Dead” で開く鉄格子
A.~C. 汎用アイテムの入った宝箱
回. HP・スタミナ・軽い状態異常が回復する泉 MP. MPが回復する泉
1.
外の空気には水の香りが感じられた。
どうも近くに湖かなにかがあるようだ。
と、今いる岩の絶壁を取り囲み、曲がりくねりながらすべての方向、眼が届く限り遠く、遥か彼方の洞窟まで続き、霧の中に消え去るそれが眼に入った。
2.
床の上には、数多くの奇妙なルーン文字や印で飾られた円形の紋章が彫り込まれていた。
その内側には、枠に収められた墓がボートで水の向こうへ運ばれる光景が描かれていた。
( “魂の角笛” を使う)
角笛は水面の遥か彼方にまで届く、印象的な音色で鳴り響いた。
そしてこだまも消え行き、川一面は再び静寂が支配した。
霧の向こうから、暗い人影がゆっくりと現れた・・・
( “カロン” 登場)
細長い船の先頭に立ちながら、男はゆっくりと船を岸辺に導いた。
「私はカロン。遺灰の船頭をしている」
質問1:私に遺灰を持ってきたのか?
“はい”
遺灰を渡しなさい・・・
(質問2へ)
“いいえ”
(質問2へ)
質問2:川を渡りたいかね?
“はい”
(質問3へ)
“いいえ”
( ”カロン” のNPC交渉画面へ)
質問3:渡し賃は500GPだ。払うかね?
“はい”
(船で川を渡り始める。3.から2.へ行く場合は下記メッセージは無し)
ここは死者の島だ・・・
ここは亡者の島だ・・・
ここが終点だ・・・
(2.から3.もしくは3.から2.へ移動)
(所持金が500GP以下)
川を渡るにはもっと金がいる・・・
“いいえ”
( ”カロン” のNPC交渉画面へ)
4.
【ミノスの島】
【亡者の地】
門の根元のあたりに一冊の本と鍵が転がっていた。
(“亡者の書” “Key of The Damned” 入手)
(鉄格子は “Key of Minos” で開く)
5.
くぼみの中に、このミノスの島で最期を迎えたさまよえる魂の遺物である骨のかけらが、山のように積み上がっていた。
(探すと “遺灰の壺(A)”とアイテム入手)
6.
(ミノの悪魔、出現)
幾千の子羊たちが屠殺された。
わしがミノスの呪いから死をもたらし、空虚を作り出すために。
生きることを求めた者は、皆死して平穏を得るのじゃ!
( “Mino-Daemon” と戦闘)
(亡者の亡霊、出現)
死したミノの悪霊が巻き起こしたほこりがおさまった後、亡霊のような表情が現れた。
このミノスの島の呪いによって囚われた者の魂なのであろう・・・
そなたはわしを開放したのじゃ!
何年もの間、わしはこのミノスの島に囚われておった。
行ないではなく言葉によってもたらされた呪いのために・・・
わしは言葉による殺人ゆえに呪われた。
言葉だけで人をあやめ、言葉だけでその者を死にいたらしめたのじゃ。
最初に私が『信じろ』と言った途端、まるで剣の刃を見せたかのごとく、その者の眼の光は失せどんよりとなり、心は機能を失い微笑みから暖かみが消えた。
男の精神はいずこともなくさまよい、長いこと新しきことを見、知識をもて生きるものに仕えていた若き瞳は意味なく見開かれた。
わしが『真実』について語ったまさにその日、わし、すなわちわしであった彼は死んだ。
そしてこの長き間、生命の微かな残りかすが憶えていたがために、この消え行く思考のこだまもまたここに残った。
これはミノスの島の我が呪い、黒き水より響く遠き声の教訓なり。
新しきものを見つめるもの、汝に祝福あれ。
災いは空虚、すなわち見ることのあたわぬ老いぼれ、『本当』といわねばならぬ者に残してゆくがよい・・・
(そして亡霊はたち消えていった)
(ガイコツに向かって“探す”と、“Key of Minos” “遺灰の壺(B)” “Studded Hauberk” “Beastmaster” 入手)
7.
(鉄格子は “Key of Damned” で開く)
(鉄格子を開けた後)
門の外の水面には、大きな板で作られたいかだが浮かんでいた。
そして、頑丈そうな鋼鉄製のケーブルが壁から伸びて、いかだのクランク付き巻き上げ機につながっていた。
選択肢:いかだに乗ってクランクを回す、いかだを放っておく
“いかだに乗ってクランクを回す”
いかだに乗り、ケーブルを引き出すようにクランクを回すと、いかだはゆっくりと下流に向かって動き始めた・・・
(9.まで移動するが、途中の8.で戦闘あり)
8.
( “Sea Serpent” と戦闘)
9.
【サイレンの入り江】
【* * * * * *】
【船乗りは警戒せよ!】
入り江はとても静かで誰もいないようであった・・・
突然、何者かに周りを囲まれた!
(“サイレン”の集団が出現)
水底の奥深くから、水しぶきと共に怒涛のように数多くの肉体がせりあがってきた。
一部は女性で、残りは魚という姿態を持ったその生き物は、まるで生まれてこのかたずっと海の中で暮らしてきたかのごとく、自由自在に、そして優雅に水の中を動き回った。
いかだのたどり着いた岩は、彼女たちに完全に取り囲まれてしまった。
彼女たちはしばらく物音一つ立てなかったが、水の音が静まるとたおやかに忘れ難い声色で歌い始めた・・・
我等はサイレン
海の姉妹
我等歌う哀しみの歌
そよ風を越えて
たとえ心に愛ありとても
我等を解き放つは狂気
悪夢へ誘わん男たちを
その優しき祈り聞かせて
逃れる者は唯一
サイレンの哀歌を知る者
恐ろしき時
我等ののどより踊り出る
死の定めから逃れん
我等を舞い上がらせるは狂気
いざ! サイレン生ける者を誘わん
海の上なる死へ・・・
そこでサイレンたちは、無敵を誇る船乗りたちを震え上がらせ、船の竜骨をもきしませる、恐ろしい不協和音のハーモニーで泣き叫び始めた。
そしてそれにかぶさるように一つの声が高らかに叫んだ
姉妹たちよ、我等は何者?
続いて、大勢の声が応えた
我等はサイレン!
再び、一つの声が問う
我等なにゆえ歌う?
泣き叫ぶ声が応える
我等狂気ゆえ
歌はさらに高まり、一つの声はそれに応えた
姉妹たちよ、我等何を歌う?
コーラスが続く
サイレンの哀歌!
歌は熱狂的にたかまっていった。と、突然、彼女たちの一人がこちらを向き叫んだ・・・
質問:では、サイレンの哀歌とはなに?
“我ら を 解き放つ 狂気”
おお、高貴なる旅人よ!
我等の哀歌を御存知であったか!
あなたがたは自ら選んだ道でもう一度自由に戻ることができよう。
しかし、お忘れ召されるな。
サイレンは常に旅人を狂気へ誘い続けねばならないということを。
なぜなら狂気だけが彼女たちを解き放つのだから。
生けるものは水を恐れるがよい!
とはいえ、あなたがたは我等の歌を聞きいまだに死を迎えてはいない。
それゆえ、我等はあなたがたの旅を助けることにしよう・・・
( “水の翼” 入手)
我等の贈物、この魔法の翼をお受け取りなさい。
川を旅するときに役立ちましょう。
生けるものの足は水の上では役立ちませんから。
さぁ、我等は行かねばなりません。
すぐに狂気が我等を解き放ち、今起きたことは忘れ去られるでしょう。
我等が求める自由とは、過去から解き放たれること。
我等を縛り哀しませることはすべて過去にあり、それゆえ我等は歌い、忘れ、解き放たれるのです。
我等を解き放つもの、それは記憶をなくすという狂気なのです・・・
(そしてサイレンは静かに水底に消え去っていった。まるで何事も起きなかったかのように・・・)
(正解を言えなかった)
ああ、哀れな旅人よ!
あなたがたは破滅した!
我等の狂気の歌を味わうがよい!
( “The Siren” と戦闘、戦利品 “水の翼” )
(サイレンのイベントが終わった後)
水面にはいかだが浮かんでいた。
いかだのクランク付き巻き上げ機には長い鋼鉄製のケーブルがつながっていた。
選択肢:いかだに乗ってクランクを回す、いかだを放っておく
“いかだに乗ってクランクを回す”
いかだに乗り、ケーブルを巻き上げるようにクランクを回すと、いかだは流れに逆らって上流に動き始めた・・・
(7.に移動する)
10.
(宝箱を開ける)
箱には、かなり昔に捨てられたなにかの用具が詰まっていた。
( “釣り糸” “釣り針” “コルク栓” 入手)
11.
*ビンの神託所*
( “ワインのビン” を使う)
ビンには水が入り込みどんどん沈んで行くだけだった・・・
( “栓付ビン” “栓付きビン+メモ” を使う)
ビンを水に浮かべるとただよっていってしまった・・・
12.
島の岸辺は砂に被われ海水が打ち寄せていた・・・
【忘れものの島】
【捜索と発見】
(11.で “栓付ビン” か “栓付きビン+メモ” を使った場合)
古い栓がしてあるビンが岸辺の砂の上に転がっていた・・・
( “栓付ビン” なら “栓付ビン” 入手、“栓付きビン+メモ” なら “栓付きビン+答え” 入手)
13.
( ”Island Giant” と戦闘)
14.
(探す)
砂を掘り返してゆくと古い金属の鍵が出てきた。
( “Key of The Lost” 入手)
15.
(ボタンを押すと壁がアーチになって隠し部屋に入れる)
16.
壁の注意書きにはこう書いてあった。
海にて行方不明
D・J・ロッカー
赤いX 東3北1
17.
( “Island Giant” と戦闘)
(鉄格子は “Key of The Lost” を使うと開く)
18.
( “遺灰の壺(C)” と他アイテムが入った宝箱)
19.
【預かりの島】
( “マイ・ライ” 登場)
美しい南洋系の美女が小さな建物からあらわれてこう言った。
「預かりの島へようこそ!」
大変申し訳ございませんが、ただいま倉庫は一杯でございます・・・
しばらくしてからもう一度お越しください!
(“マイ・ライ” のNPC交渉画面へ)
20.
(扉は “マイ・ライ” と戦って手に入れた “Vault Key” を使うか、会話で引換番号を告げていると開く)
21.
( “マイ・ライ” に引換番号を告げた場合)
建物の中に入った・・・
と、中は目茶苦茶になっていた・・・
そして、身の丈60センチほどのこびとが走り回っているのが眼に入った・・・
ボークが大暴れしながらこっちに来るぞー!
( “ボーク” と戦闘)
22.
( “水ギセル” と他アイテムが入った宝箱)
23.
大きな赤い“X”がなにか特別な印のように岩の表面に記されていた・・・
24.
(“釣り糸” と “釣り針” を組み合わせた“鉤付釣り糸” を使う)
なにか引っかかった!
かなり重そうだ!
どうにかこうにか水中から引き上げたその重いロッカーは、さびだらけになっていた。
( “East Exit Key” “Lynx Ring” “Wand of Ghost” 入手)
25.
【死者の川】
26.
【死者の島】
27.
奇怪な納骨堂の中は、なにやら不気味な気配が漂っていた。
もしかすると、それは差し迫る危機の最初の兆候かもしれなかったが、単にあまりにも数多くの死人に囲まれているという事実に圧倒されただけかもしれなかった・・・
28.
( “Skeleton Lord” と戦闘)
亡者の墓
川. 死者の川への昇り階段 墓. ”Tomb Key”で開く鉄格子
1.
小さな地下の霊廟には、かびと発酵したなにかの臭いが充満していた。
おそらく、腐りかけた死体の臭いも混ざっているのだろう。
この部屋には、長いこと誰も入り込んだことがないようであった・・・
2.
( “Zombie Guard” と戦闘)
(小部屋の宝箱には “Tomb Key” 他アイテムが入っている)
3.
部屋の中には、死者の想い出を刻んだ墓石が列をなしていた。
亡者の島などと呼ばれているところにこのようなものがあるのは、なにか少しそぐわないようにも思えた・・・
4.
【Narcissus Godiluvme】
誰も必要とせず
誰も得られず
(探す)
骨の平穏を乱してしまった!
( “Narci’s Ghost” と戦闘)
5.
【Mad Bomber Irarabi】
理由持つ戦士
子供ばかりをあやめる
6.
【Sir Issac Wisenstein】
そのすべての脳細胞に
いまだ飽くことを知らず
7.
【Abasoluti Li Averibodi】
誰もわかってくれないと叫び
皆に視力を奪われる
8.
【Grandfather Irarabi】
訳ありて死す
多くの者を殺したがゆえに
9.
【Wild Billy Restless】
立ち止まることはなく
果たされることもなく
10.
【Bulli Bigbossi】
敬愛されるあまり
237回射抜かれた
(探す)
骨の平穏を乱してしまった!
( “Bulli’s Ghost” と戦闘)
11.
【Don Maro Toughguy】
何事も恐れず
ビュイックにひかれる
(探す)
骨の平穏を乱してしまった!
( ”Maro’s Ghost” と戦闘)
12.
【Poor Mandy Helpful】
あくなきこと乞い求め
皆からうとまれる
13.
【Sad Happy Harpo】
皆に微笑を与え
自らは酒に死す
(探すとアイテムをランダムで入手)
14.
【Sir Clyde Smallhead】
働いて、働いて
一文も得られず
15.
【Built Barda Buxsum】
あまりに人気者でありすぎて
ついには飽きられてしまった
16.
【Don Juan Luvpuppy】
熱情を求めて
熱病に倒れる
17.
【Mame Eila Pickymiss】
彼女の王子様を待ち
いまだに待ちぼうけ
(探す)
骨の平穏を乱してしまった!
( “Eila’s Ghost” と戦闘、戦利品 “サイレンの書” ”Chain of Despair” 入手)
沼地
川. 死者の川への降り階段 東. ”East Exit Key” で開く鉄格子
1.
そこは城の東、奇妙な沼が広がる地であった。
その湿原の木々の間には小道が張り巡らされ、歩き回ることができるようになっていた。
2.
霧の向こう遥か彼方に、かすかに城のシルエットを見分けることができた。
それはまるで木々の上にそびえ建っているかのようであった・・・
3.
湿った地面には微かに小さな足跡がついていた。
それは跳ね回る小さな生き物の足跡のようで、近くの藪の中へ続いていた・・・
4.
見たこともないような奇妙な光景が目の前に展開していた。
たくさんの腕と脚を持った尋常ならざる姿の男が、沼の端に生えているキノコのてっぺんに座っていたのである。
男は神経質で興奮しやすそうな感じであった。
5.
( “いも虫” 登場)
香りのきついキノコの上に腰掛けた巨大な虫のような姿の男は、ペンを使ってなにやら複雑な数式らしきものを忙しげに紙に書き付けていた。
と、突然こちらの存在に気づいた男は、驚いて小さく鼻をならし紙を取り落とした。
うむ・・・
なんということだ!
彼の小さな瞳は鼻の上で大きく見開かれ、しばらくこちらをじっと見つめた後についに口を開いた。
質問:タバコはやらんのだろ? え、どうかね?
“はい”
みつけた? みつけてくれたのか?!
( “いも虫” のNPC交渉画面へ)
“いいえ”
まったく・・・お話するのもお恥ずかしいが、わしは大事な水ギセルをどこかに置いてきて、それがどこだか憶えていないのじゃよ・・・
見てのとおり、わしは今、問題の水ギセルの最後に確認されている物理的座標と、わし自身の正確な時間的、空間的位置に関して再計算をしておる。
そうすることによって、この宇宙のどこにキセルがあるのかを突き止めようとしておるのじゃ。
( “いも虫” のNPC交渉画面へ)