Wiz6・ベラ討伐後に宇宙船へ乗ったENDから転送
君たちの目の前に、部屋が一杯になってしまうほど巨大な生き物がいた。それは微動だにしなかった。
皆、君の頭の中にトロールでも住んでいると思ったようだったが、それでも、君に従って怪物の口に入った。
そして、目の前に星空が拡がった。
鋼鉄の怪鳥の中におさまって、君たちは宇宙を飛んだ。
何カ月もの間、君たちの天国への旅は続いた。
そして、
君たちを取り巻く暗黒に、邪悪な存在が現れた。
巨大な宇宙船が、まるで獲物を捕らえる鳥のように君たちの小舟に近付いた。
数秒後、すべては終わった。
君たちは鋼鉄の鳥から小さな通路に出てきた。
助かったと思ったのも束の間、君たちは不吉な感じがする救出者の存在に気づいた。
通路の向こう側、高い玉座の上にその人物は座っていた。
君たちはそちらに近付いていった。
私はダーク・サヴァント。
我々は遥か遠い世界、数千年の間忘れられていた、伝説のロスト・ガーディアに向かっている。
その世界のどこかに、宇宙で最も強力な物体、アストラル・ドミナが隠されている。
それを得て、私は神の知識を手にする!
コズミック・サークルの意志から解き放たれるのだ!
私は彼らの支配に挑戦する。彼らが星々の運命にかけた戒めを解き放つ!
そして彼らが長きこと隠し通してきた、天国の秘密を公にしよう。
私は必ずアストラル・ドミナを発見する。
そして諸君も、私に仕えているティーラングと共に、ロスト・ガーディアでの探索に協力するのだ。
ティーラングには、諸君に手を貸すように命じてある。
着くまでは、諸君はこのブラック・シップにいたまえ。
ヴィッタリア、彼らを船室に案内しなさい。
一言も口を聞かずに、若い女性が奇妙な船の中を君たちを案内して進んだ。
そして、彼女は黙って部屋を指さした。
部屋に入る瞬間、彼女は君たちの目をじっとのぞき込んだ。
そして再び凍りのような表情に戻り、ボタンを押してドアを閉じた。
数日後、君たちはティーラングたちが操縦する別の鋼鉄の鳥に乗せられた。
彼らは君たちが理解できない言葉で、君たちのことを話しているようだったが、その笑い方で、どんなことを言っているのかは充分にわかった。
すぐに、素晴らしい光景が見えてきた。
惑星ガーディア
シィィィツ! 着いたぞ、とティーラングの一人が言った。エイチジェン・ラ・ティーラングがお待ちだ!
突然、君たちは体が震えるのを感じた。そして持ち物をすべて手にする間もなく、君たちは不思議な光に包まれて新しい世界に立っていた。
(北の森・西部から冒険スタート)
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